SONOFF TouchもSONOFF MINIも壁スイッチ埋め込みなら、電源の両極を回す必要があるので簡単には無理

何度も質問があるので、情報を更新してアップします。

SONOFF Touchの配線方法はパナのWTY5401Wの配線と同じ

安全のために言いますが、壁スイッチをスマートスイッチに取り替えるのに、電源の問題があると思いつかない人は工事をすべきではありません。電気工事士の免許持ちならすぐ分かる話です。SONOFF製品はいろいろアレなのでプロに任せるのは難しいかもしれませんが、難しいなら潔く諦めるのが安全のためです。

SONOFF Touchのときに壁スイッチのボックス内にSONOFF Touchのようなものを埋め込むには電源の両極が必要ですと書いていますが、これは、SONOFF MiniやSmart Life系のWi-Fi壁スイッチでも同様です。

通常、壁スイッチのところには電源の片方の極しか来ていません。通常のスイッチでも三路スイッチでも調光器付きスイッチでも、オンピカスイッチでもオフピカスイッチでもみんな同じで、片方の極だけあれば事が済むようになっています。

これは調光器付きのスイッチの配線図ですが、機能がつまったように見える調光器付きスイッチでも片切りですので、ここから電源が取れるようにはなっていません。

ところが、スマートスイッチとなると電源が必要です。オンピカやオフピカで小さいLEDやネオン球をボーっと灯す極めて微弱な電流とは桁が違うほど電気が必要です。桁が違うといってもごくわずかですが、これを賄うためには両極からきちんと電源をとる必要があります。

両極を引き回すのは配線の系統や壁とコンセントの配置によって違いますが、以下の3つの条件が揃っていれば比較的簡単に配置できます。

・コンセントと室内電灯のブレーカー回路が同一(この確認がいちばん重要)
・壁の構造が縦方向に通線できる
・壁スイッチの真下にコンセントがある

この条件が揃っていれば、コンセントから両極の電気をとって壁の中を壁スイッチのところまでケーブルを引いてしまえばいいだけです。

そうでない場合、壁スイッチに配線を引き回すための大掛かりな工事が必要です。通常は壁や天井をはがして配線を引き直すということになります。

ちなみに、配線はパナソニックのアドバンスシリーズリンクモデルのWTY5401W(の子機なし)と同様の配線となるので、工事屋さんに依頼するときはそう依頼するといいかもしれません。

図ではWTY5401のところに両方の極が来ていています。子機の配線は無視していいです。

 

 

SONOFF TouchもSONOFF MINIも壁スイッチ埋め込みなら、電源の両極を回す必要があるので簡単には無理” に対して1件のコメントがあります。

  1. chabiichi より:

    最近はN線いらずのスマート壁スイッチが出現していますね。
    照明側に電源ループバック用(?)のコンデンサ(?)を取り付けることで実現させているようです。

    https://www.itead.cc/sonoff-t4eu1c-wi-fi-smart-single-wire-wall-switch.html

    1. chabiichi より:

      あ、なんか勘違いしてました。照明に取り付ける装置は照明のオンオフ制御に使うものみたいです。

    2. 電気仕掛けの家 電気仕掛けの家 より:

      情報ありがとうございます。白熱電球だったら直列に入れて電源を確保してしまう方法もありだと思ってたのですが、LEDや蛍光灯だとうまくいかないんです。
      それをこのSONOFF T4EU1Cは照明側に並列に抵抗入れて安定して電流が流れるようにしてるんだと思います。LEDの点滅防止って書いてあるのでおそらく抵抗で、電灯が付いてないときもSONOFF T4EU1Cが動くだけの電流を確保できるくらいの抵抗値で、その分だけ電力を消費します。
      その結果、待機電力がけっこう増えてしまうのでは、と思います。
      機会あれば試してみますが問題は200V系の電灯線用なことです。100Vで動くか不明ですが、並列に入れる抵抗値を調整すれば100Vで動かないはずはないと思います。

      1. chabiichi より:

        なるほど。
        てことはこの製品の場合、照明は完全にオフにならず、微弱な電流が流れてる状態で、その分余計に待機電力を消費してしまう感じでしょうか。

        1. 電気仕掛けの家 電気仕掛けの家 より:

          状況から判断するとそういうことになります。もし、現物を入手できたら詳しく調べようと思います。

  2. hms より:

    記事を興味深く拝見させて頂いております。
    ひとつ質問させて頂きたいのですが、設置の条件に
    「コンセントと室内電灯のブレーカー回路が同一(この確認がいちばん重要)」
    とありますが、同一でない場合のリスクは分解時などの感電でしょうか。
    そうであれば、作業時にコンセントと室内電灯の両ブレーカーをOFFに
    する事で対処可能という理解でよろしいでしょうか。

    1. 電気仕掛けの家 電気仕掛けの家 より:

      対処可能か不可能かという問題でなくて、配線がちゃんとしていてトラブルがなければ問題になることはない、というか問題が見えないということではないでしょうか。

      本来ブレーカーはトラブルがあったときに回路を切り離して大事故を防止するのが目的なのに、2つの回路にまたがった物がつながっていたのでは、その役目を果たせない可能性があります。
      もうひとつ問題は、一般的な単相3線で引き込まれている家で、電灯とコンセントが違う相に接続され、さらに極性を間違って配線していた場合です。この場合、200Vがかかる場合があります。電圧や極性を確認してから接続するのは大前提ですが、線の色だけで判断するとそうなります。極性が適当なコンセントというのはなさそうでたまにあります。
      そして、これはもっとレアケースですが、どちらかが独立した漏電ブレーカーに接続されている場合、行きと帰りの電流に差が出るので落ちます。

      1. hms より:

        ご丁寧な回答をありがとうございました。
        とても納得のいくご説明でした。
        現状でなんとか動かす方法は無いか、という考え方に捉われていましたが、
        万一事故が起きた際に、被害を最小限に抑える事を第一に考えるのは基本中の
        基本であったと反省しています。
        操作したい照明スイッチの真下にコンセントがありますが、電灯とコンセントは
        別の子ブレーカーの系統でしたので、簡単にはいかなそうです。
        スイッチと照明本体の距離が近いので、照明本体裏から接地側を分岐して引いて
        来られないかを検討中です。

        1. 電気仕掛けの家 電気仕掛けの家 より:

          難しいですが照明側から引っ張ってくるのがいちばんです。屋根裏があって、壁の中にケーブルが通るようなら上から壁の中にVVFを垂らせます。通線のための道具を活用すればできることもありますので、あとでまとめてみます。

          消極的解決法ですが、合計容量や内線規程の範囲内なら、照明とコンセントの回路をひとつのブレーカーにまとめてしまうという方法もありますが、普通はやらないですね。

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