今年も1月17日……。

今年も阪神淡路大震災の日がやってきました。もう25年もたってしまいました。今回は25周年ということで朝日放送が当時の動画アーカイブを作ってくれました。

https://www.asahi.co.jp/hanshin_awaji-1995/

かなりの量の当時の動画を見ることができます。

当時も思ったのですが、倒壊家屋はあってもすべてではありません。こちらの動画集のなかでも上空からの空撮画像を見ていると、火事で焼けてしまったところをのぞけば大丈夫な建物は多いです。地面からの画像は広角レンズで撮っていることもあって崩れた家ばかりの印象を受けますが、上空からの画像はごまかせません。

神戸中心部は震度7くらいで南北に激しく揺れていてこうです。まず心配して対策すべきは家屋の倒壊ではなく、家具転倒による圧迫、暖房器具や電気による火災のほうでしょう。建物の被災分布の図からも、火災が起こったところ以外はけっこうな比率で外観上の被害なしや軽微な損傷ですんでいます。また、あまり言いたくないですが、損害保険の絡みもあって被害調査を行なう現場で、より大きな損傷があったように査定するよう頼んだり、温情をかけた調査報告もあったと聞きます。

https://u-hyogo.maps.arcgis.com/apps/MapSeries/index.html?appid=45effbe67f2049e494ac05a27d245125

建物の被害は全部ではないとすると、そうなれば、注意すべきことは、家そのものよりも家具の配置や収納方法、暖房器具を地震に強いものに交換することなどです。必要に応じて感震ブレーカーもいいでしょう。

3.11に備えて感震ブレーカー(BQX702)を分電盤に導入した~装着・設置編

ただし、揺れた直後の情報収集のために、電気がなくてもなんとかするものが必要です。今ならスマートフォンでだいたいのことができるので、スマートフォンをずっと使い続けられるために充電しやすく十分な容量のあるモバイルバッテリーを用意しておくと便利ではないでしょうか。

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