コンセントでのいわゆる「感電」は、さまざまな対策がありますが、分岐ブレーカーや漏電ブレーカーのチェックも怠らない

子供がいわゆる「感電」をしたというブログが話題のようですが、実際に感電かどうかは別として、ヘアピンなどをコンセントの両極に差し込んだというような事故の場合は、何よりも分岐ブレーカーの短絡保護機能付きが役立ちます。

なぜなら、金属などが両極に触れた場合、ショート(短絡)となりますが、その場合に短絡保護のあるブレーカーだと一瞬で落ちますが、そうでないブレーカーだとブレーカー内のバイメタルが加熱した上で切れますので、少し時間がかかります。ほんの一瞬の違いですが、ショートとなる金属の加熱具合が違ってきますので、火災の有無の差になることもありますし、前述のように子供のいたずらの場合は火傷の大小に関わります。

分岐ブレーカーの増設は、短絡保護回路付きが絶対、「電気工事士」の免許持ちでも注意しない人もいる

ヘアピンによるショートで加熱する場合、0.02秒で電気がカットされるか0.2秒でカットされるかでそこで発生する熱量は10倍違います。(加熱による抵抗値の変化は無視した場合)温度はさまざまケースで違いますが、仮に0.02秒の加熱で温度が50℃アップする状況だとしたら、0.2秒では500℃アップすることになります。

では、ブレーカーや分電盤でどうしたらいいか。まず、ショートした場合の停電範囲を思い出してみることです。家全体が落ちたという家は短絡保護付きの分岐ブレーカーを使ってないことになります。これはもう、即、分電盤を交換することをおすすめします。20世紀に設置した分電盤なら付いてないと思いますので、即交換です。

階や部屋などに別れたブレーカーが落ちてるなら短絡保護付きのブレーカーという可能性は高いです。

 

それとは別に、故障せず正常に動作してるかどうかは別問題です。ブレーカーの遮断性能は実際に問題が起こらなければ分からないため、早め早めに交換していくしかありません。耐用年数は10年と書いてあることが多いようですが、それ以上使うことがふつうです。ホコリが詰まったりブレーカーのレバーの動きが渋くなっているようなら迷わず交換です。

また、本来の「感電」ですが、これは漏電ブレーカーでなんとかなる場合があります。

漏電ブレーカーの仕組みは、電気の両極の電流値に差が出れば、電気がほかに流れているということで、これが漏電として電気を遮断します。

たとえば、右手がコンセントの電極に触れ、左手が建物の金属部分や水道の水などに触れているような場合です。これは漏電ブレーカーが遮断します。

しかし、右手でコンセントの片方の極、左手でもう片方の極に触ったような場合は電力網側から見れば単に電気を消費しているのと変わらない状態で、体を電気が流れ続けます。どのような影響があるかは体質次第なのですが、体に水分が多くて抵抗値が低いような場合は多く流れます。反対にカサカサの手なら触れても全く問題がない場合があります。

この対策はさわらないことにつきます。感電については交流や直流、電圧、そして人間のほうの体質で大きく変わるのでひとことでは対策が言えないのですが、電極に触れないようにすることは共通です。

なお、対策としてカバーを付けたり、過電流防止コンセント、漏電ガードなどに走りがちですが、それらが本当に効果があるかは疑問です。感電や異物によるショートには過電流防止のコンセントなどは全く役に立ちませんし、漏電ガードも限定的です。

子供のいる家にオススメのコンセントは扉付きで

それよりもシャッター付きコンセントに交換や、抜けどめコンセントへの交換、劣化したコンセントの早期交換などやることはいっぱいあります。シャッター付きはテーブルタップでもありますので、おかしなグッズを買う前に、まずまともな製品を選び、コンセントやブレーカーなどを最新製品にアップデートするなど正攻法の対策をすることを強くおすすめします。

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